育て方

花かんざしの育て方~花後の活用方法(小物、ドライフラワー)~

可愛いお花と和風の名前でおなじみの花かんざし。
お値段も300円程度で見かけることが多く、寄せ植えでお世話になる方も多いのではないでしょうか。
本日は、花かんざしの植え付け時の注意点や花後の活用方法について解説していきます。

1・花かんざしの特徴

透き通るような真っ白い花弁を持ち、カサカサした手触りの花を咲かせます。
小さな花が風に吹かれる姿から「冬の妖精」と言われるほどの美しさです。
白い花弁の中心に大きな黄色のアクセント。
姿はもちろんですが、風に吹かれカサカサと鳴る涼やかな音色とともに、甘い香りも楽しめます。

ポット苗は12月頃から販売が始まり、3月には開花株の流通が始まります。
開花期は3~5月であり、一度開花した花は1か月程咲き続ける花もちの良さが特徴です。
また、花が乾燥していることから手軽にドライフラワーが楽しめる万能花苗と言えるでしょう。
(目次へ戻る)

2・良い苗選び

高温多湿に弱いことから、蒸れにより枯れこみます。
本来多年草の性質を持ちますが、日本で1年草扱いなのはこのためです。
苗選びは株元や株中心が枯れこんでいない苗を選びましょう。
また、花かんざし自体は良い香りがしますが、蒸れで枯れた株はツンとした鼻につく臭いがします。
(目次へ戻る)

3・植え付け及び管理方法~寄せ植え、地植え~

結論から言いますと、単品での鉢植え管理が望ましいです。
大変蒸れに弱いため、水はけのよい山野草向けの土で雨を避けた軒下管理が好ましいです。

花かんざしの和名からは想像しがたいかもしれませんが、オーストラリアが原産の植物です。
寄せ植えにこだわるのであれば、乾燥を好むエレモフィラニベアと相性がいいでしょう。
開花時期も3~5月と重なること、紫の花や美しいシルバーリーフ、高さのある草丈から可愛い寄せ植えができると思います。
隙間をアイビーで埋めれば全体の調和も取れ手軽な寄せ植えの完成です。


(目次へ戻る)

4・耐寒性・耐暑性~夏越しについて~

耐寒性・耐暑性ともに弱く、特に暑さに弱いです。
梅雨時期の加湿と夏の暑さで枯れこむことが殆どであり、鉢植えであればうまく管理することで夏越しは可能です。
しかし、管理の手間、苗の値段を考えると1年草として付き合うのがよいと考えます。
寒さについては-5℃までは耐えますが、霜が降りると枯れこむことがあり管理が難しいです。
また、室内管理では苗が蒸れ枯れこむことが多いです。
上記理由から、雨を避け鉢植え屋外管理が長く手軽に楽しむコツとなります。
(目次へ戻る)

5・花後活用方法~我が家でのインテリア事例~

■ドライフラワー
花に含まれる水分量が少なく、花柄のみであれば摘んですぐに活用可能です。
参考までに写真を載せますね。
写真で伝わるかなぁ(;’∀’)。。。
※これ、摘んで5分後の写真ですがカラカラです。

触るとわかるのですが、カサカサでペーパーフラワーのような印象を受けます。
花弁も薄く、透き通る白い花びらがとても綺麗なんですよね。
300円弱で花を長く楽しめて、インテリアとしても活用可能なんてコスパ抜群ですよね!
もっとたくさんの人に、この花の良さを知ってもらいたいなと思ってしまいます。

さて、実際の活用事例ですが2例程参考写真を載せますね。
一つは自宅にあったお皿に乗せ、もう一方はダイソーで購入した100円のグラスへ盛り付けです。

いかがでしょうか???
ただ花を置いただけでも中々絵になるでしょ(*´з`)
例えば玄関やお手洗い等に置くだけでも、ご自宅のおしゃれ度がアップするんじゃないかと思います。

■ダイソーグッズで小物インテリア作成
はい!お待たせしました。みんな大好きダイソーです。
今回のブログ記事のために、ダイソーで使えそうなものを物色してきました(笑)
本日のご紹介はこの2品、税込みで合計220円のコスパのよさです。

さて、これをどのように活用するかですが。。。。。
電球瓶に花かんざしをぶち込みます( `―´)ノ~~
ドライフラワーはホコリまみれになると掃除が大変なので、メンテナンス面を考え密閉容器に入れることにしました。
純粋に花かんざしの風合いを楽しみたい方は、前半紹介事例での飾り方がおすすめです。
では、実際の作業工程をざっと紹介いたしますね。

写真で紹介の①~⑤を繰り返し、最後に電球瓶を自転車へ乗せると完成です。
所要時間は約2分、カップ麺の待ち時間に行ってもおつりがくるほどの手軽さです。

置く場所を変えるとこんな感じですね。

あくまで参考事例なので、うまく活用いただけると嬉しいです。
花のメインシーズンが終わっても、一年中花かんざしが楽しめます。
高いインテリア、ブランドものの雑貨でなくても、工夫次第でいくらでも楽しめそうですね。
今回は紹介しませんでしたが、お花のリース作成もおすすめです。
こちらに関しては紹介されている記事も多いと思いますので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。
(目次へ戻る)

6・実例~我が家での植え付け後~

我が家の花かんざしは12月に購入し、3月中旬に開花しました。
今回記事を書くまで特性を把握しておらず、我が家ではなんと地植えです( ;∀;)トホホ
今回のまとめ記事を見ると、うまく育たないんじゃないか。。。。。
と思いますよね!!!
安心してください。「咲いてますよ!」

1月及び2月はほぼ毎日軽い霜にあてられましたが、全く問題なく育ちました。
また、今年は雪が降り氷漬けにされましたがダメージ0です。
耐寒性に関しては、思った以上に強そうですね。
参考までに、今年の雪の状態も載せますね。

はい、そうです。氷漬けです。
ただ、雪は翌日の午後にはほぼ溶けたため、短期間であれば問題ない程度の認識が良いと思います。

園芸を始め実感したのが、植物たちは図鑑等に記載の特性よりも強いことが多いです。
結局のところ、好きに植え、好きに眺め、好きに付き合うのがよいのでしょう。
私のわがままに振り回されながらも、いつも凛とした姿を見せてくれる花達には本当に頭が上がりません。
日々の暮らしは大変ですが、皆さんも素敵なガーデンライフをお過ごしください。

本日はご拝読ありがとうございました。

(目次へもどる)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA