育て方

母の日ギフトにピッタリ!アジサイの品種紹介20選~ついでにその後の管理方法~

近年の紫陽花は、とても華やかでギフト向けのものが多いです。
プレゼント用や自宅用、園芸好きなら是非迎えたい1鉢があると思います。
できればどんな品種があるか事前に知りたい。
そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、私が購入する際に出会った紫陽花20品種をご紹介いたします。

1・紫陽花20品種のご紹介


①万華鏡
②寿
③グリッター
④銀河
⑤星あつめ(ピンク・ブルー)
⑥クレイジーテンシア
⑦ブルーバイカラー
⑧クイーンズブラック
⑨パリ
⑩アルクマールブルー
⑪伊予獅子てまり
⑫ハイドランジア ディープパープル
⑬ハイドランジア レモンキス
⑭フェアリーアイ
⑮マジカルレボリューション
⑯フロレンティーナ
⑰ダンスパーティー
⑱KEICO
⑲スターリットスカイ
⑳恋物語
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2・花色の調整方法

紫陽花の花色は、土壌酸度で変わることは有名です。
実際は品種そのものの特性や、いくつかの条件に左右されます。
細かいことを考えるのが面倒な場合は、各色の紫陽花用の用土が販売されています。
また、日本の土壌は酸性雨で酸性土壌になる傾向があるため青色系統の花を購入ください。

下記では発色のメカニズムや諸要素を簡単に解説しますが、難しいと思う方は主に土壌酸度を参考にしてください。

■土壌酸度■
青色の花を咲かせる:酸性土壌(pH5-5.5)
赤色の花を咲かせる:アルカリ土壌(pH6-6.5)

■アルミニウム含有量■
紫陽花の赤い花色は、アントシアニンという赤色色素によるものです。
青く色が変わるメカニズムは、このアントシアニンとアルミニウムイオンが結合することで発色が青く変わるためです。

発色に深くかかわるアルミニウムは、イオン化しないと植物に取り込むことができません。
土の中のアルミニウムは、pH5.5を下回るとイオン化が始まります。
逆にこれより高い土壌酸度では、アルミニウムを取り込むことができず花は赤いままなのです。

■リン酸(肥料過多)■
発色にアルミニウムが大切であることは説明しました。
土壌中のリン酸が多いと、アルミニウムとくっつき水に溶けなくなってしまいます。
結果としてアルミニウムを取り込めず、青色の発色に障害をきたします。
綺麗な青色を出したければ、過度な肥料、リン酸の多い肥料は避けるべきでしょう。
各色用の紫陽花用肥料も市販では販売しているようです。

■品種特性■
ギフト用紫陽花はとてもうまく品種改良されています。
赤色が綺麗にでる品種、青色が綺麗な品種、どちらにも染まる品種と特性があります。
赤色に品種改良されたものを青く発色させようとしても、綺麗な色には染まりません。
基本的には購入時の色に近づけるように管理するのが得策と言えるでしょう。

■土の調整方法■
①市販の紫陽花用培養土を使用
②地植え紫陽花の酸度調整(アルカリへの調整)
消石灰や苦土石灰を株元に30-50g満遍なく撒く。
※土壌酸度計があると便利です。

③自分で配合

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3・購入後の剪定及び管理方法

開花期:6月-7月
剪定:遅くとも8月まで(できれば7月中)
植替え:9月,3月,4月
肥料:3月-5月,8月-9月
日当たり:6月-8月は日陰または半日陰。それ以外は午前中に日が当たることが理想

多くの紫陽花は9月頃には花芽を付けます。
剪定を行わないと、翌年の花芽が付かず来年は花が咲きません。
遅くとも8月前半に切り戻すようにしてください。
切り戻す位置は上から2-3節目の間で切り戻すのがベストです。
横に生えている芽が将来の花芽へ成長します。
樹形をコンパクトにしたい場合は、落葉後に強剪定を行ってください。
ただし、その際に切り戻した枝は翌年花を付けませんのでご注意ください。

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4・我が家に迎えた品種とその後について

園芸を始めるまで、ここまで紫陽花が見事だとは思いませんでした。
もちろん私も、お気に入りの一鉢を購入しています。
さて、我が家で迎えた一鉢はこの子です!!!

クイーンズブラック!!!
どうですか?とても渋い色の紫陽花でしょ(*´з`)
我が家は築30年過ぎの中古住宅で、中も外もアンティーク(ボロ)です。
これこそ我が家にピッタリの一鉢、ひと目見てこの子に決めました。

お値段は6000円。
お財布には優しくないけど、生産者さんの努力に感謝し購入を決意しました。

母の日の前日に、デパ地下の花屋で購入しようとレジに並ぶと。。。。
花屋のお姉さんがこの一言。
「うわぁ、この紫陽花とても素敵ですよね。きっとお母さま喜ばれますよ!心を込めてラッピングしますね」

(; ・`д・´)・・・・・

ごめんなさい。お姉さん、これ自分用です(笑)。
なんてこと言えるわけもなく、丁寧なラッピングをお願いし自宅に連れ帰りました。

クイーンズブラックは花色の変化が楽しめる品種で、始めは明るい紫で、
徐々にチョコレート色に変わっていきます。
どうです?結構色が変わるものでしょ。
咲き始めより、後半の色の方が渋くて私は好みです。
遊びに来る友人たちは、ドライフラワー等の加工品と勘違いする人が多く、
生花でこの色が出ることに驚いていましたね。


管理も水切れだけ注意すれば、手間もかからずとても優秀です。
毎年一鉢購入し、そのうち家が紫陽花だらけになってしまうかも(*^^*)

梅雨の時期は花の傷みも早く、園芸を楽しめない季節と思っていました。
しかし、この子たちを迎えることで雨が少し好きになれそうです。
毎年梅雨を迎えることを楽しむことができる
これってとても贅沢ですよね。

暗い話題も多いですが、こんな時だからこそ心に余裕を持ちたいですね。
その余裕を与えてくれるのが、あなたが選んだ花達なのかもしれません。
本日はご拝読ありがとうございました。
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