育て方

芝桜の種類と管理方法を徹底解説!!

冬の寒さも落ち着き、春の訪れを感じることが増えました。
園芸店で芝桜を見かけ、今年も春がやって来たと感じる方も多いのではないでしょうか。
本日は園芸店で出会った8種の芝桜の特徴や、植え付け時の注意点について解説していきます。

■目次■
1・8種の芝桜をご紹介~自宅にお出迎えする芝桜を選ぼう~
2・よい苗選び
3・芝桜の植え付け
→植え付けに適した場所
→植え付け間隔
→植え付けに適した時期と避けるべき時期
→単種管理・複数種管理
4・植え付け後の管理
→剪定
→夏場の水やり
→冬越し
5・年間スケジュール
6・実例~我が家での植え付け後~

1・8種の芝桜をご紹介~自宅にお出迎えする芝桜を選ぼう~ 

①ダニエルクッション

観光地で見かける、いわゆる芝桜はダニエルクッションです。
花が大きく、濃いピンク色の花が特徴です。花付きがよく、一面ピンクの絨毯のような景色を楽しめます。
また、病害虫に強く耐寒性に優れることから初心者におすすめです。

②スカーレットフレーム

赤系芝桜の代表品種であり、園芸店でよく見かける品種です。
赤系といわれますが、実際の見た目は濃いピンク色が適切なように感じます。
細い花弁が繊細なイメージを受け、ダニエルクッション程主張しません。
花付きが少ないことがデメリットですが、細く可憐な花弁と控えめな花付きが美しく、ダニエルクッションでは主張が強すぎると感じる方にはおすすめです。
秋には一部紅葉も楽しめ、人気品種の地位も頷けます。
また、生育が早くグランドカバー向きの特性だと言えるでしょう。
ただし、夏場の蒸れには弱いため花後剪定は忘れずに。

③アルトプルプレア

薄い桃色品種であり、柔らかな印象です。
開花期も長く、花を楽しみたい方におすすめです。

④オータムローズ

花びらの形が桜に類似しており、淡いピンク色の品種です。
可愛い花が好きな方におすすめです。
生育が遅いため、グランドカバーにするには時間を要するでしょう。

⑤アメージンググレース

白色の花の中心部にピンクのアクセントが特徴です。
とても花が美しいのですが、市場での流通は少なめです。

⑥多摩の流れ

ピンクと白のストライプの花が特徴的。
女性に人気の品種です。

⑦リトルドット

純白の白い花で一面を覆います。
白色花のため洋風ガーデンとの相性が抜群です。

⑧オーキントンブルーアイ

青紫の珍しい品種。
花付きは少ないですが、開花期が長いのが特徴です。
ただし、他品種より管理は難しく上級者向けの品種となります。

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2・よい苗選び

芝桜で大切なのは根の張りです。根がたくさん出ている物を選びましょう。
値段が安い芝桜は路地栽培のものが多く、高いものはポット苗で栽培したものが多いです。
状態はポット苗で育てたものがよいですが、芝桜は強いので予算と相談しどちらを選ぶか決めましょう。

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3・芝桜の植え付け

■植え付けに適した場所
日当たりがよく、排水性及び通気性に優れた場所が適します。
日陰でも育ちますが、日向に比べ花付きが落ちるでしょう。
平坦な場所よりも、傾斜面での生育が適しており、地植えの場合は土を盛り意図的に傾斜を作ると生育が良くなります。

■植え付け間隔
20~25cm間隔での植え付けが理想的です。
1m2当たりにすると、約25株~16株です。
植え付け後2~3年で、直径50~60cmへ成長します。

■植え付けに適した時期と避けるべき時期
植え付け適期は、春と秋(3月、10月)。
6~9月上旬は、暑さと蒸れで枯れこみやすいため避けましょう。

■単種管理・複数種管理
芝桜は数多くの園芸品種がありますが、品種毎に特徴や開花期が異なります。
理想的なのは単種でグランドカバーとして使用、またはエリアを区切っての管理が良いといえるでしょう。

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4・植え付け後の管理

■剪定
夏場の蒸れを避けるため、花後に分岐部を残し1cm程へ刈り込みます。
剪定の合図は花の多くが茶色く枯れこんだ頃です。

■夏場の水やり
芝桜は蒸れに弱く、夏場の日中に水やりを行うと枯れこむことがあります。
乾燥には強いため、夏場は早朝または日が落ちてから水やりを行いましょう。

■冬越し
芝桜は寒さに強く、特別な対策は必要ありません。
雪や霜にあてられ上部が枯れこんでも、春になれば新芽が出てきます。

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5・年間スケジュール

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6・実例~我が家での植え付け~

綺麗な芝桜に見入ってしまい、たくさんの子をお出迎えしました。
ついでに他の植物も衝動買い・・・

散々植え付け方法を記載しておいてなんですが、我が家は多種類を混植します(笑)
これを見たら全部混植してみたくなる、そんな人多いのではないでしょうか!!!
それに、こんなに可憐な姿を見せつけられたら一つになんて絞れません(-_-)

我が家は旗竿地の家のため、日当たりがいい場所が限られます。
たいていの場所は1日に2~3時間日が当たる程度の明るい日蔭です。
その為、芝桜も明るい日蔭へ植えつけます。
冒頭で説明した内容に逆行することばかりしていますが、いいんです。
だってここ、私の家ですから( ゚Д゚)!!!!!
誰にも文句は言わせません(笑)

あとは条件が悪くても育つのか、そういった実験的な部分も兼ねています。
今のご時世、園芸で最適解を満たせる住宅事情の方は少ないですよね。
自身の持てる環境で、メジャーな草花を楽しめるのか。
こういった挑戦は大切だと思うのです。
たとえ観光地のように満開に咲かなくとも、自宅で花を毎年見ることができる。
それが素晴らしいことなのです。
いい給料、いい住宅、良い家族、良い友人、たくさんの趣味、それを叶える富と時間。
これらを全て手にできる人はおりません。
しかし、そんな環境でも草花は私たちを明るく照らしてくれます。
今日の記事を読み、少しでも園芸を好きになってくれる方が増えると嬉しいです。

さて、余計な話が長すぎましたね。
結論を出しましょう!!!
ずばりこのようになりました(^^)

うわぁ~
予想はしてたけど、すごく綺麗。。。。
今後植えつけた芝桜がどうなるのか、経過については後日ブログにて報告いたしますね。
本日はご拝読ありがとうございました。

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