直径2cmに満たない可憐な青花を咲かせるカンパヌラ ブルーワンダー。
青いミニバラと見間違えるほどの美しさです。
今回、生産者の東海園芸さんに育て方を聞いてきました!
もちろん、ブログに掲載OKの了承も取得済みですよ( `―´)ノ
そして、最後に我が家に迎えた
ブルーワンダーのその後を記載いたします。
果たして夏越しはできたのか!?
1・カンパヌラ ブルーワンダーの特徴
2・良い苗選び
3・植え付け及び管理方法
→鉢植え・地植え
→使用する土の種類
→肥料
→かかりやすい病気・置き場所
→花後処理
4・耐寒性・耐暑性~夏越しと長日処理~
5・本品購入のその後
1・カンパヌラ ブルーワンダーの特徴
直径2cmに満たない、可憐な小花を付ける八重咲のカンパヌラです。
原種は北欧アルプス産の高山性植物で、デンマークで品種選抜が行われています。
暑さ、寒さには強いですが、蒸れに大変弱く夏越しにテクニックが必要です。
出荷は3月中旬から5月中旬で、花が付いた状態で出荷されます。
花言葉は「感謝」「誠意実」であり
母の日ギフトにピッタリのお花です。
いかがです?とても美しいでしょう。
2・良い苗選び
鉢底から根が出ている苗が、より状態のいいものです。
また、鉢を外した際に根の色が白いものを選ぶとよいです。
根が透明のものは状態がよくありませんので注意が必要です。
3・植え付け及び管理方法
■鉢植え・地植え■
最高気温が25℃以下の北海道や、本州山間部は地植え可能です。
しかし、それ以外は地植えでの夏越しは難しいです。
(高山植物であり、日本平地の気候では栽培が大変難しいです)
その為、管理は鉢植えが基本です。
根の張りが早く旺盛の為、深い鉢が適します。
宿根草の為、サイズに合わせ毎年植え替えるか
定期的に新しい土を補充することで生育がよくなります。
■使用する土の種類■
東海園芸さんでは、生産用の土は100%ピートモスを使用しているとのことでした。
適する土壌は水はけがよく、ある程度の保水性・通気性があるとよいです。
その為、パーライトを混ぜるとより良いとのことです。
東海園芸さんでは、パーライトは混ぜていないとの回答でしたが
過去にヨーロッパの生産者を訪問したときは混ざっていたとの回答でした。
通気性を良くしたいのであれば、黒曜石のパーライトがより適当とのことです。
■肥料■
育成期(花後~11月下旬):2週間に一度、液肥を1000倍に薄めて与える。
冬期:肥料は不要。翌春芽吹いたら施肥を行う。
また、乾燥に弱いので冬期の水切れに注意する。
■かかりやすい病気・保管場所■
かかりやすい病気
病気には比較的強くかかりにくい。
しかし、湿気により蒸れると苗の中央部がとろけカビが発生することがある。
中央部が茶色く枯れこんできたら、殺菌剤の使用が好ましい。
置き場所
花期:明るく暖かい場所。長く日光や照明が当たる場所。
風通しの良い場所が好ましい。
それ以外:25℃以下の風通しの良い場所。冬は凍結しない場所で保管。
梅雨の湿度、夏の高温、直射日光は大変ダメージが大きいです。
4・耐寒性・耐暑性~夏越と長日処理~
暑さには比較的に強いですが、30℃を超える場合は厳しいです。
宿根草の為、冬は凍結を避ければ冬越し可能です。
一番の難点は大変蒸れに弱く、管理が難しいことです。
水やりは湿度を上げないように、鉢底から水を吸わせるのが望ましいです。
また、風通しの良い場所に置くことも大切です。
夏越しに成功したら、11月下旬から12月上旬頃、高さ4~5cm程度まで刈り込みます。
冬場は宿根草なので約10℃以下で休眠状態に入り、生育が止まります。
冬場の管理は日陰でも問題ありません。
翌春芽吹いた後は長日処理が必要です。
日がよく当たり、遅くまで灯りが付いている暖かい場所に移動しましょう。
※長日処理の余談
東海園芸さんでは、約2カ月間、18時間光にあて開花を促すそうです。
自然下では夏至前後の日照時間で開花するとのことですが、やはり花数は少ないとのことです。
毎年満開のブルーワンダーを見たければ、その都度購入がよさそうです。
また、生産時は成長抑制剤で樹勢を抑えるようです。
その為、購入後夏越しにうまくいくと40~50cm程度まで成長します。
5・本品購入のその後
はい!では我が家のブルーワンダーのその後について。。。
ですね(; ・`д・´)
実は母の日ギフトとして購入後、
あまりの美しさに自分用も購入しました。
これだけ美しいとお高いと思うでしょ???
でも、コーナンで税抜き398円!!!
思わず全員連れて帰ろうかと思いましたね(´-ω-`)
私が購入したのは4月の半ばでしたが、5月の前半までは咲いていましたね。
約3週間程でしょうか(*’ω’*)
実は5月のGW付近で家を1週間程度空け旅行に行っていたのです。
水切れにおびえつつ、水受け皿に水をぱんぱんに張り帰ってきたところ。。。
(*´Д`)チーーーン
見事に水切れで枯れておりました。
ごめんね、ブルーワンダー(´-ω-`)泣
私は管理が難しい植物は一年草と割り切って付き合います。
ただ、この子はあまりの美しさに絶対夏越ししたい!と意気込み、
生産者さんへ直接育て方や疑問を質問するためメールで連絡をしたのです。
きっと迷惑だったろうなあ。。。
それにもかかわらず、この体たらく(-_-;)
来年また買うので許してください泣
実は購入後は嬉しさのあまり
麻袋で鉢カバーも作っていたのですよ!
それほど気に入っていたのです(*´Д`)
ブルーワンダーには、
花色が白のホワイトワンダーもあります。
綺麗な画像がないのですが載せておきますね!
というわけで、過去一ほれ込んだお花で
過去一失敗をした青猫でした・・・
来年は絶対夏越し頑張るぞー(; ・`д・´)
最後に、ブルーワンダーは管理がとても難しく
生産者も限られているそうです。
お値段もとても安価で、もう少し値段を上げてもいいのではと思いました。
ブログで紹介した理由は、少しでもこの花の良さを知ってもらい
多くの方に楽しんでもらいたかったからです。
私たちが園芸を楽しめる背景には、このように生産者さんの努力が隠れているのですね。
物価高もありお財布は厳しいですが
価値のある物には、見合った値段を支払うことの大切さを学んだ気がしました。
ご拝読ありがとうございました。